消防署の立入検査って何をされるの?

内容・流れからチェックされるポイントまで徹底解説します。

消防署の立ち入り検査とは?

消防署の「立ち入り検査」は、建物の防火管理体制や消防設備が適切に維持されているかを確認するために実施されます。

消防署の職員(予防課査察担当)が管轄内の建物に立ち寄り、書類や設備、実際の施設状況を調査します。対象となる施設は戸建て以外のほとんどの建物が対象になると認識しておいてもらって差し支えないと思います。

たった8戸のアパートにも査察が入る事はよくあります。

検査の頻度

法的な一律の決まりはありませんが、過去に火災があった地域の周辺、繁華街の飲食店、消防設備点検を怠っている建物などは優先的に検査される傾向があります。

しかしながら対象となる建物に法則性などはなくどの建物が選ばれるかは誰にも分かりません。

立入検査当日の流れと抜き打ちのケース

基本的に事前通知がありますが、状況によっては抜き打ちで実施されることもあります。

1. 事前通知・日程調整: 多くの場合は事前に連絡がありますが、連絡がつかない場合や法令違反の通報がある場合は、抜き打ちで行われます。

2. 検査の実施: 消防職員が訪問し、防火管理に関する書類の確認と、実際の建物内の巡回を行います。

3. 結果通知と是正対応: 後日「立入検査結果通知書」が届きます。指摘事項があった場合は、期限内に改善して報告しなければなりません。はじめは行政指導なので罰則はないですが複数回放置すると罰則や行政処分の対象になります。

特にチェックされる5つのポイント

立入検査では、主に以下のポイントが重点的に確認されます。

・防火管理体制・書類: 防火管理者選任届や消防計画、消防設備点検報告書などが正しく作成・保管されているか。

※特にテナントビルがこの辺の書類を確認されます。アパートや小規模マンションは対象外になる事が多いです。

・ 消火設備: 消火器の設置数や配置場所、有効期限切れ、破損・サビがないか。

明らかに消火器が古かったり(製造から10年経過している)すると是正の対象になります。

・警報設備: 自動火災報知設備(感知器や非常ベルなど)の故障表示や作動状況。

電源が落ちていたりランプが消えていたり目に見えて故障している設備は是正の対象になります。

・避難経路: 廊下や階段、非常口の周辺に障害物(荷物など)が置かれておらず、すぐに避難できる状態か。

・誘導灯: 停電時に正しく点灯するか、電球切れやバッテリーの劣化がないか。

上記写真のように電源が明らかに切れていると是正の対象となります。蛍光灯交換などで済むなら予め交換しておく必要があります。

検査に備えるための準備と対策

万全の状態で検査に臨むために、日頃から以下の点を確認しておきましょう。

必要書類の整理: 各種届出や最新の点検報告書の控えをいつでも提示できるように準備する。

設備の自主点検: 消防設備に不備がないか確認し、専門的な点検は有資格者・専門業者に依頼する。 通路の確保: 避難経路に物を置かないようスタッフ間で共有・徹底する。

消防点検を実施する:事前に消防設備点検を業者に依頼をしておく事が最も安心です。過去に消防点検をやっていなくても最新で行っていれば特に罰則などは発生しません。

業者に依頼をしておけば定期的に声掛けもしてもらえるので管理も簡易的になります。

消防点検をご検討の際は是非一度弊社へお問い合わせください。