グリストラップの清掃は義務?掃除しないと法律違反になるの?
飲食店に設置されているグリストラップ。
「これって定期的に掃除しないといけないの?」
「清掃しないと法律違反になるの?」

と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。
結論からいうと、全国一律で「○日に1回清掃しなければならない」と定めた法律があるわけではありません。
しかし、だからといって清掃しなくてもいいわけではありません。
グリストラップは、適切に維持管理して正常に機能させることが重要です。
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グリストラップは何のため?
グリストラップは、厨房から流れる油脂や食品カスなどを排水管へ流さないための設備です。
油を多く使う飲食店では、排水と一緒に大量の油脂が流れます。

グリストラップに油や汚泥を溜めたままにすると、油脂を十分に捕まえられなくなり、排水管へ流れてしまいます。
その結果、
- 排水管の詰まり
- 悪臭
- 害虫の発生
- 排水の逆流
- 厨房が使えなくなる
といったトラブルにつながります。
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法律ではグリストラップをどう扱っている?
グリストラップは、法令上「阻集器」と呼ばれます。
建築基準法施行令では、建築物の排水設備について安全上・衛生上支障のない構造とすることが定められています。
さらに、建設省告示第1597号では、
「汚水が油脂、ガソリン、土砂その他排水のための配管設備の機能を著しく妨げ、又は排水のための配管設備を損傷するおそれがある物を含む場合においては、有効な位置に阻集器を設けること。」
とされています。

つまり、油脂によって排水設備に支障をきたすおそれがある場合には、グリストラップなどの阻集器を設置する必要があります。
そして、設置したら終わりではありません。
自治体によっては、グリストラップについて適切な維持管理を行うことが求められています。
ちなみに東京都の飲食店は「グリース阻集器の設置」が必須となっております。
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清掃頻度は何日に1回?
ここは注意が必要です。
全国共通の清掃頻度が決められているわけではありません。
自治体によって取り扱いが異なるため、店舗所在地の下水道担当部署などに確認するのが確実です。
例えば東京都下水道局では、グリース阻集器について、
パケット・油脂分:毎日1回
トラップ内部:2~3か月に1回

という清掃の目安を案内しています。
ただし、焼肉店・ラーメン店・揚げ物店など、油を多く使用する店舗では、より頻繁な清掃が必要になる場合があります。

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「清掃しなくても排水が流れているから大丈夫」は危険
グリストラップの怖いところは、詰まる直前まで普通に使えてしまうことです。
油脂は少しずつ排水管に蓄積します。
そしてある日突然、
「厨房の排水が流れない!」
というトラブルになることがあります。
排水管の奥まで油脂が固まってしまうと、グリストラップの清掃だけでは対応できず、高圧洗浄などの排水管清掃が必要になることもあります。
だからこそ、グリストラップは詰まってから掃除するのではなく、詰まる前に清掃することが大切です。
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まとめ
グリストラップの清掃について、ポイントをまとめると、
- 全国一律の「○日に1回」という法律はない
- しかし、グリストラップを適切に維持管理することは重要
- 油脂などが排水設備に悪影響を与える場合、阻集器の設置が求められる
- 自治体によって条例や清掃基準が異なる場合がある
- 清掃を怠ると、悪臭・害虫・排水管詰まりなどの原因になる
- 油を多く使う店舗ほど、こまめな清掃が必要
グリストラップは「設置して終わり」ではありません。
店舗の衛生環境と排水設備を守るためにも、日常的な清掃と定期的なメンテナンスを行いましょう。


