【民泊・旅館業】消防設備業者の私たちなら、こんな物件は選びません
消防設備のプロが考える「開業コストを抑えやすい物件」とは?
民泊や旅館業を始める際に必ず確認しなければならないのが消防法に基づく消防設備です。
「できるだけ初期費用を抑えて開業したい」
「物件取得費だけで予算がいっぱい」
そんな悩みを持つ方は多いでしょう。
実際、物件選びを間違えると、消防設備工事だけで数十万円〜数百万円の追加費用が発生するケースも珍しくありません。
私たちは日々、民泊・旅館業の消防設備工事を行っていますが、もし自分たちが民泊を始めるなら、次のような物件は選びません。
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① スプリンクラーの設置が必要な物件
まず避けたいのが、
- 高層建築物(11階以上など)
- スプリンクラー設備の設置義務が生じる物件
スプリンクラー工事は消防設備工事の中でも特に高額で、配管工事や天井工事まで必要になるケースがあります。
条件によっては100万円~500万円になることもあります。
もちろん事業計画によっては回収できますが、これから民泊を始める段階であれば、できるだけスプリンクラー設置義務のない物件を選んだ方が、初期投資を抑えやすいでしょう。
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② 誘導灯・非常用照明が設置されていない複数階マンション
私たちが特に注意しているのがこのケースです。
複数階のマンションで誘導灯が設置されていない建物に、民泊として1室だけ営業を開始すると、消防署の判断によっては建物全体に誘導灯・非常灯の設置が必要となる場合があります。
その場合、
- 各階の階段(誘導灯)
- 各階の階段の踊り場(非常用照明)
などへ誘導灯・非常灯を新設することになり、
階数が多いほど工事費も高額になります。
実際には、
70万〜120万円程度
の工事費になるケースもあります。
たった1室だけ営業するために、建物全体へ誘導灯を設置する費用を負担することになる可能性があるため、物件選びの段階で十分確認することをおすすめします。
※所轄消防によって免除されるケースもあるので物件の契約前に事前相談が必要です
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③ 有線式の自動火災報知設備を新設しなければならない物件
消防署との事前相談で、
「ワイヤレスではなく有線式の自動火災報知設備を設置してください」
と言われた場合は、一度事業計画を見直すことをおすすめします。
理由は大きく2つあります。
有線式は、
- 配線工事
- 受信機
- 感知器
- 発信機
- 配管・配線材料
など、多くの資材と施工が必要になります。
そのため、ワイヤレス設備と比べて工事費が確実に高額になります。
有線工事では配線を通すため”他の住戸他の住戸の入居者”との調整は避けては通れません。
住民と連絡が取れず工事に入らせてもらえなかったり、予定が合わず一日に少しずつしか工事が出来ない為
必然的に何度も居住者都合で現場に足を運ぶ必要があり工期は送れ工事費も高額になります。
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消防設備業者なら、このような物件を選びます
私たちであれば、次のような物件を優先して探します。
- スプリンクラーの設置義務がない
- 誘導灯が既に設置されている
- 誘導灯・非常灯の設置が4台以下で収まる
- ワイヤレスの自動火災報知設備で対応できる
- 戸建タイプの民泊
- デイサービスや飲食店の居抜きで消防設備が残っている物件
このような物件であれば、消防設備にかかる初期費用を抑えられる可能性が高く、開業までの期間も短縮しやすくなります。
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民泊・旅館業は「物件契約前」の消防設備確認が重要です
民泊や旅館業では、物件を契約してから消防設備の問題が発覚するケースが少なくありません。
その結果、
- 想定外の工事費が発生する
- 開業が数か月遅れる
- 採算が合わず断念する
という事例もあります。
そのため、契約前に消防設備の専門業者へ相談することが、余計な出費やトラブルを防ぐ最も効果的な方法です。
消防設備は「何とかなるでしょう」が全く通用しないので必ず設備を確定させてから契約を勧めましょう
当社では、民泊・旅館業の消防設備について、物件選定段階からご相談いただけます。消防法令を踏まえ、工事費の目安や開業までの流れを事前にご案内しています


